デイサービスのメリット・デメリット

デイサービスのメリット

デイサービスで働くメリットとしてまず挙げられるのが、勤務形態が規則的である点です。病院勤務の場合、夜勤や残業が発生します。しかし、デイサービスは日中のみで残業も少ないので、規則正しい生活を送れます。他の職員も同様のスケジュールで働いており連携を取りやすいので、業務が円滑に進みます。
また、精神的な負担が少ない点もメリットとして挙げられます。病院勤務のように、生死に関わる業務やオンコール対応がありません。救急患者や外来対応などの突発的な対応がないので、余裕を持って働けます。その日の業務量はあらかじめ決まっており、急遽残業が発生する機会も少ないのでストレスが少なく済みます。加えて、病院勤務にありがちな派閥争いなどに巻き込まれることもありません。人間関係のしがらみがないので、余計なことに悩まずに済みます。ストレスなく落ち着いた環境で働きたい人ほど、デイサービスの仕事がオススメです。
利用者との距離が近い点も、コミュニケーションを重視したい人にとっては大きなメリットとなります。デイサービスの利用者は比較的介護度が低く、職員とのコミュニケーションやレクリエーションを楽しみにしている方が多いです。病院勤務だと、どうしても患者と会話する時間は限られてしまいます。利用者と良好な関係を築き、活気に満ちた環境で働きたい人はデイサービスに転職しましょう。

デメリットもチェックしておこう

デイサービスでは医療的なケアを実施する機会が少ないので、看護スキルを向上したい人には向いていません。また、大規模なデイサービスでない限り、看護師の配置は1人のみであることがほとんどです。医療職同士で高め合う環境ではないので、専門的な知識や技術を学びたい人は医療機関で働くことをオススメします。
給料についても確認しておきましょう。デイサービスは日中のみなので夜勤手当がありません。病院勤務の看護師よりも給料が低くなる可能性があります。一方で、規則正しい生活を送れる点は魅力です。給料と働きやすさ、どちらを優先するかをよく考えましょう。病院と比較すると小規模な施設で競合他社も多いので、資金力が弱い事業所だと経営が続けられないケースも考えられます。長く安定して働きたい場合は、デイサービスの規模や運営歴も確認しておきましょう。